しし座流星群
”世紀の乱舞”
一生消えることのない感動を与えてくれたしし座流星群、見るチャンスを与えてくれた全てのものに感謝したい!!

 
しし座流星群 予想大当たり!!

1998年から騒がれた、しし座流星群は4年目にしてやっと私の前に姿を現してくれました。
まさに雨のように流れる流星雨でした。
23時頃から今まで見たこともない経路の長い流星が流れ始め、大流星群の予感を感じていました。

私の携帯(iモ−ド)にはアメリカで行われた流星の電波観測の結果が配信され、流星群の中に地球が
突入していることを事前に知ることができました。

2時半ころにはかなりの流星が流れ始め、3時頃には数えることも難しいくらいの出現を見せてくれました
5時半ころには明るくなってきましたが、薄明かりの中でもかなりの流星を見ることができました。

明るくなっても興奮が冷めず徹夜をしたにもかかわらず、その日は眠ることはできませんでした。
一晩中晴れてくれた天気と、一緒に感動を共にした瀬川さんと友人の方に、見るチャンスを与えて
くれた全てのものに感謝したいと思います。

もう一生見ることは出来ないかもしれませんが、以下に掲載した写真で記録に留めたいと思います。

機材:35mm版カメラ16mmf2.8対角魚眼レンズ、28mmf2.8広角レンズ、55mmf1.8標準レンズ
    6×7中版カメラ55mmf4.5広角レンズ
    EM100赤道儀で自動追尾

フィルム:全てコニカカラーセンチュリア800(画像処理済み)
    
場所:広島県倉橋島
 


平成13年11月18日27時13分〜24分(露出11分)28mm広角レンズf2.8固定撮影。

西の方向を広角レンズで固定撮影したものです。黒い影は山です。
たくさんの西右斜め線は星が移動したものです。やや左斜めの線で赤っぽいのが流星です。
目を凝らして画面を明るくして良く見ると暗いものまで見えてきます。 流星数:約18個


平成13年11月18日26時37分〜47分(露出10分)28mm広角レンズf2.8固定撮影。

東の方向を広角レンズで固定撮影したものです。海の向こうに今治市の明かりが見えます。
たくさんの西右斜め線は星が動いたものです。画面中央上部を中心に放射状に流れているのが良く分かります。
左上の明るい流星の周囲に煙のようなものがありますが流星痕と呼ばれ、流星の流れた後に数分間残る発光体です。
目を凝らして画面を明るくして良く見ると暗いものまで見えてきます。  流星数:約22個


平成13年11月18日26時49分30秒〜54分(露出4分30秒)16mm魚眼レンズf2.8自動追尾撮影。

魚眼レンズでほぼ全天を撮っています。画面下が東の方向、左が北の方向です。
赤道儀を使って星を追尾しているため星が点になって写っています。正座の形が良く分かります。
画面中央を中心に放射状に流れているのが良く分かります。赤い染みのようなものは流星痕と言う発光体です。
目を凝らして画面を明るくして良く見ると暗いものまで見えてきます。  流星数:約25個


平成13年11月18日27時13分〜24分(露出11分)16mm魚眼レンズf2.8自動追尾撮影。

魚眼レンズでほぼ全天を撮っています。画面下が北の方向、左が西の方向です。
赤道儀を使って星を追尾しているため星が点になって写っています。
画面中央の上から下へ白く見える星の集団は冬の天の川です。ふたご座からぎょしゃ座、ペルセウス座とつながっています。
画面右端から放射状に流れているのが良く分かります。
目を凝らして画面を明るくして良く見ると暗いものまで見えてきます。  流星数:約19個


平成13年11月18日26時27分〜37分(露出10分)55mm標準レンズf1.8自動追尾撮影。

標準レンズでしし座を真中に入れて撮っています。画面下が東の方向です。
赤道儀を使って星を追尾しているため星が点になって写っています。
良く見ると流星の色が緑から赤に変わっているのが分かります。これは発光する物質の変化によるもので
緑は大気の酸素、赤系統はナトリウム、マグネシウム、鉄の影響だそうです。
画面中央から放射状に流れているのが良く分かります。
目を凝らして画面を明るくして良く見ると暗いものまで見えてきます。  流星数:約11個


平成13年11月18日26時49分30秒〜54分(露出4分30秒)6×7中版カメラ55mm広角レンズf4.5自動追尾撮影。

中版カメラの広角レンズでしし座を真中に入れて撮っています。画面下が東の方向です。
赤道儀を使って星を追尾しているため星が点になって写っています。
中版カメラはフィルムが大きく鮮明な写真を得ることが出来ます。レンズが暗いので暗い流星は写りにくいのですが、
感度800と画像処理したためかなり多くの流星が浮き上がってきました。
画面中央から放射状に流れているのが良く分かります。
目を凝らして画面を明るくして良く見ると暗いものまで見えてきます。  流星数:約18個



火星超大接近