彗星




↑2024.04.01 12P/Pons-Brooks ポンス・ブルックス彗星 
 ポンス・ブルックス彗星(12P/Pons-Brooks)が70年ぶりに地球に戻ってきました。前回はちょうど私が生まれたころでした。なので記憶はありません。4等級程度なので双眼鏡なら日が沈んだ西の空に見ることができました。
12P 2024.04.01_19:25:10(中央)35cm f:1600mm RGB 露出360s



↑2023.09.07 C/2023P1 西村彗星 
 静岡の西村さんが発見した西村彗星です。300mm望遠で撮影してみました。長い尾が流れているのがわかります20230907.8102UT 300mmF4.0 EOSKissX5



↑2023.01.22 C/2022E3 ZTF彗星 
 C/2022E3 ZTF彗星が地球に近づいてきました。街中でも何とか尾が写るようになりました。星が虹のようになっているのは赤・緑・青別に撮影し合成してカラーにするからで、彗星に合わせて合成したため、星は動いて見えます。月末にかけてもう少し明るくなる予定です。
2023.01.22 04h37m29s(JT)中央 各RGB:90s*12枚 ASI294MM 20cmF4    




↑2021.12.07 レナード彗星(C2021A1)
明け方の空に地球に近づいてきたレナード彗星が5等級で見ることができました。望遠鏡でコマを拡大してみました。彗星特有の青緑色でした。2021.12.07 5h8m23s開始 RGB各20sx6枚 冷却CCDカメラ D:35cm f:1590mm 反射望遠鏡         (撮影場所:広島市内)



2013.10.26(JT) アイソン彗星(C2012S1)

 2013年の2つ目の大彗星の到来です。
いま太陽に向かって一直線に近づいてきています。12月上旬には太陽を回って無事戻ってきたアイソンが
立派な尾を引いて東の空に現れることでしょう。



↑アイソン彗星(C2012S1)
機材:25cmF4.7(f1200mm)反射望遠鏡直焦点  冷却CCDカメラ 
場所:広島市 
2013/10/26 05h13m16s-05h17m04s(日本時間)露出40秒X6枚コンポジット




2013.03.11(JT) パンスターズ彗星(C2011L4)

 2013年のイベントと言えば2大彗星の到来です。
まず3月に訪れるのはパンスターズ彗星です。10日に太陽に一番近づき11日に見ることができました。
予想光度より少し暗めのようですが、突然明るくなることもあります。
黄砂のシーズンに重なり見づらい時期ですが、極力追っかけたいと思います。

山に沈んでゆくパンスターズ彗星の動画です。(28倍速)
超低空のため彗星の尾が揺らいで見えます。ガスが噴出しているようにも見えます。



↑パンスターズ彗星(C2011L4)
機材:30cmF5.3(f1590mm)反射望遠鏡直焦点  冷却CCDカメラ 
場所:広島市 
2013/03/11 18h51m50s-18h05m39s(日本時間)露出0.5秒X11枚コンポジット



マックノート彗星(C/2009R1)


マックノート彗星(C/2009R1)

撮影日時: 2010年6月9日 3時36分9秒、露出 12分  60秒X12枚コンポジット
機材:30センチF5,3 1590mm
  冷却CCDカメラ
場所:広島市内

         ホームズ彗星(17P/Holmes)
ホームズ彗星(17P)は公転周期が約7年の周期彗星で、2007年5月に近日点を通過したばかりでした。
その後、2007年10月23日に17等前後での観測報告があったが、24日に8.4等級、25日午前1時半ごろには2.8等級となりました。
わずか2日ほどの間に14等級も増光したことになり、非常に珍しい現象になりました。
ジェットを噴出したばかりで、肉眼では普通の恒星の様に見えます。
望遠鏡で見ると、惑星状星雲のようでした。
1日毎に彗星の廻りのガスが拡がっているのが分かります。


↑ホームズ彗星(17P)の変化
撮影日時
2007/10/25.27.28.29.30 11/2.3.7 ISO400-800
機材:冷却CCDカメラ、Canon EOS Kiss Digital 30センチニュートン f:1590mm 直焦×2テレコンバーター
場所:広島市内



↑ペルセウス座とホームズ彗星(17P)
撮影日時
2007/10/30 21:27:21 ISO400  露出20S
機材:Canon EOS Kiss Digital 28mm レンズF2.8(1絞り)
場所:広島市内


↑ホームズ彗星(17P)のスペクトル
撮影日時
2007/10/30 21:14:03 ISO400 露出30S
機材:Canon EOS Kiss Digital タクマー300mm F4(1絞り)対物プリズム
場所:広島市内




ポイマンスキー彗星(2006A1)
 


↑ポイマンスキー彗星(2006A1)
機材:Canon EOS Kiss Digital、タムロン300mm F2.8 1絞り 感度800
場所:島根県飯石郡頓原町琴引山
2006/03/25 4:47:24-182s


シュワスマン・ワハマン第3彗星
 
彗星が分裂しました。その代表的なC核とB核です。

↑シュワスマン・ワハマン第3彗星C核
機材:Canon EOS Kiss Digital、タムロン300mm F2.8 1絞り 感度800
場所:島根県飯石郡頓原町琴引山
2006/4/24 23:48:31、露出 179s  3072×2048を600×400にトリミング


↑シュワスマン・ワハマン第3彗星B核
機材:Canon EOS Kiss Digital、タムロン300mm F2.8 1絞り 感度800
場所:島根県飯石郡頓原町琴引山
2006/04/25 0:6:21、露出 181s 3072×2048を600×400にトリミング


マックホルツ彗星 C/2004Q2
 
久々に明るい彗星が地球に近づいてきました。これに合わせた訳ではありませんが、デジタル一眼レフカメラを購入しました。630万画素、感度は自由に変えられ、その場で画像が確認できるので便利です。
早速この彗星を撮ってみました。おまけにプレアデス星団とツーショットの貴重な写真が撮れました。

↑マックホルツ彗星とプレアデス
機材:Canon EOS Kiss Digital、タムロン300mm F2.8 1絞り 感度800
場所:島根県飯石郡頓原町琴引山
2005/01/07 22:34:28-124s、22:36:52-127s、22:39:03-122s 3枚コンポジット

↑マックホルツ彗星とプレアデス
機材:Canon EOS Kiss Digital、タクマー135mm F2.5 1絞り 感度800
場所:島根県飯石郡頓原町琴引山
2005/01/07 23:02:58-126s、23:05:30-120s、23:07:45-126s 3枚コンポジット

↑マックホルツ彗星とおうし座
機材:Canon EOS Kiss Digital、タクマー55mm F1.8 1絞り 感度800
場所:島根県飯石郡頓原町琴引山
2005/01/07 23:12:31-138s、23:14:40-119s 2枚コンポジット


 
池谷・張彗星 C/2002C1 
 
2002年で一番明るい彗星です。番号はC/2002C1です。
夕方の西の空に見られました。
すぐ沈んでしまうので条件は良くありませんでした。

↑池谷・張彗星3月7日
機材:冷却CCDカメラ、300mm望遠レンズ 山口県阿武郡旭村
露出2分 -10.0℃ 2002-3-7 19:40  BJ-32C 
百武彗星によく似ています。

↑池谷・張彗星3月8日
機材:冷却CCDカメラ、300mm望遠レンズ 山口県阿武郡旭村
露出5分 -10.4℃ 2002-03-08 19:40:38 BJ-32C
尾の歪みやムラが判ります。

↑池谷・張彗星3月11日
機材:冷却CCDカメラ、300mm望遠レンズ 山口県阿武郡旭村
露出4分25秒 -10.3℃ 2002-03-11 19:28:41 BJ-32C 
イオンの尾が何本も分かれて見えます。

↑池谷・張彗星3月13日
機材:冷却CCDカメラ、300mm望遠レンズ 山口県阿武郡旭村
露出5分 -10.4℃ 2002-03-13 19:17:53 BJ-32C
イオンの尾の形が変化しています。


 
リニア彗星 C/2000WM1

機材:冷却CCDカメラ、20センチF8直焦点
日場所:2001年11月24日 広島市内

わりと明るい彗星が近づいてきました。12月上旬頃まで見られそうです。
撮影をした11月24日はおひつじ座にいましたが、徐々に南の方向に移動していきます。


 ↑リニア C/2000WM1彗星
露出5分 -13.4℃ 2001-11-24 19:50:51


 
リニア彗星 C/2001A2
機材:冷却CCDカメラ、20センチF8に0.75レデュサー
場所:広島市内
今世紀最初の肉眼彗星です。南半球では3等級まで上昇したそうです。

リニア彗星 C/2001A2
露出5分 -10.4℃ 2001-07-08 2:38:31
スカイセンサー2000PCで彗星追尾

リニア彗星 C/2001A2
露出5分 -8.4℃ 2001-07-20 1:05:09
スカイセンサー2000PCで彗星追尾


リニア彗星 C/1999S4

機材:冷却CCDカメラ、20センチF8に0.75レデュサー
場所:広島市内

予想に反してあまり明るくならなかったようです。
自動導入のお陰で捕らえることができました。


リニア彗星 C/1999S4
  2000年7月8日27時44分19秒開始 3分露出

リニア彗星 C/1999S4
 2000年7月21日18時44分19秒開始 3分露出
 スカイセンサー2000PCで彗星追尾


百武彗星 C/1996B2

突然のお出ましで、私も慌てました。

 

★百武彗星

1996年突然明るい彗星が舞い込みました。 

1996年3月26日1時18分35秒 
300mm F2.8 露出2分 
茨城県岩瀬町
 


★百武彗星

彗星の側に輝く星は0等星です。 
ウエスト彗星以来の明るい彗星に会えて感激です。 

1996年3月23日3時16分10秒 
6×7 105mm F2.4 露出5分30秒 
栃木県八方ヶ原



ヘールボップ彗星 C/1995O1

すばらしい大彗星でした。
生涯で何度このような彗星にお目にかかれるでしょうか。


★ヘールボップ彗星

1996年の百武彗星に続いて大彗星がやってきました。 
青い色のイオンテールが綺麗に見えます。 

1997年4月7日20時11分19秒 
f135mmF2.5 露出7分30秒 
広島県向原町神ノ倉山


★ヘールボップ彗星

まるで野山を駈けるウサギの様に見えます。 

1997年4月7日21時00分19秒 
f55mm F1.8 露出2分 
広島県向原町神ノ倉山


★池に映るヘールボップ彗星

1997年にやってきた大彗星ヘールボップです。
池に映るほどの明るさで、広島市内でも充分楽しむ事が
できました。

1997年3月9日4時44分20秒
f28mm
F2.8 露出8分5秒
広島県向原町大土山



★ヘールボップ彗星の核付近

彗星の拡大写真です。貝殻の様な模様が見えます。

1997年4月12日19時37分16秒
20cm f1590mm 露出1分
広島県佐伯町


★ヘールボップ彗星のスペクトル

プリズムで彗星の虹を撮って見ました。 

1997年3月31日19時57分54秒 
f300mmF4 露出8分 45度対物プリズム 
広島県向原町神ノ倉山